結論、副業は別にしなくてもやばくないと思います。
副業しないのが問題なのではありません。
「副業しないと収入が足りない」のがやばいのです
本業でしっかり稼いでいれば副業なんてする必要ありませんよね?可処分時間をわざわざ仕事に費やすなんて。。
仕事が好きならそれでもいいかもしれません。
ただ、家族とわちゃわちゃ過ごしたり、大自然の中に出かけて太陽と風を感じたり、優秀なクリエイターの作ったコンテンツを時間の許す限り消費するのに没頭したり、
ココロオドルことに時間を使いたくありませんか?
正直言います。私もできるだけ働きたくない(笑)
だから副業なんかせずに、生産性を上げて金ごときさっさと稼いでしまった方がいい。
これは理想論なのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。副業しなくても平均以上の収入を得ている人もいます。
そういう人は元々エリート街道を歩んできたのでしょうか?
私の周りの人間を見ると必ずしもそうではありません。
- 25歳まで司法試験に懸けて、社会人デビューが30代手前。営業で開眼して外資保険会社のフルコミ営業で大活躍
- 専門学校卒でも実績を積んで大手広告代理店の電●や博●堂と取引しているクリエイター
- 30歳過ぎまで役者の卵で、広告代理店に入ってから各方面から引っ張りだこなシナリオライター
などなど。
偏差値市場の学校教育の中では必ずしも優秀とは言えない人でも、本業一本で十分すぎる収入を得ています。
そんな強者たちと「副業しないとやばい」コモディティ人材を分つものは何か?
なぜ本業でしっかり稼げないのでしょう?
私が思うに、「勉強不足」「試行量不足」だからです。
学校ではしっかりお勉強してきたのかもしれません。テストでそこそこ点数を取って立派な大学を卒業されているかもしれません。
一方で「資本主義の構造」や「ビジネス」についてはどの程度勉強されてきたでしょうか?学んだことを試してきたでしょうか?
そんな勉強不足、試行回数不足の状態で、副業をやって優位性はありそうですか?
昨今、副業でブログが推奨されているのをよく見かけます。記事を買いてブログメディアを育てて、広告収入を得ようというアレです。
たまたま収入を得ている一部のインフルエンサーの言葉を鵜呑みにして、本業でうだつのあがらないコモディティ人材が盲目的にブログにトライして結果が出ずに諦めていきます。
Web業界の中の人から見ると、素人がイチからブログで売上を作るのって簡単なことではありません。
なぜなら人もカネも潤沢な企業でさえもオウンドメディアの運用で収益を上げようとしているからです。
戦略・戦術を緻密に考えない限り、個人がリソースが豊富な企業を相手に結果を出すのって本当に難しい取り組みです。高校の野球部がメジャーリーガー相手に互角に戦うには、頭痛が起こるレベルで頭を捻って作戦を練る必要があります。
作戦を練るための参考材料となるのが、「学習経験」「実戦経験」なのではないでしょうか。するとあら不思議。見えなかったものが見えるようになるのです。
「本業」は実戦経験を積む修練場
というわけで、まずは本業でお給料をもらいながら経験を蓄積することをお勧めします。
勉強して結果を出して、収入上げて。それでも副業したくなったらやればいいです。収入が上がらなければ、会社を離れるという選択によって手っ取り早く収入は上がる可能性もあります。
価値は相対的なもの。場所によっても時間によっても価値は変動します。
副業しなくてもヤバい人の特徴
昨今、ホワイト企業でヌクヌクしよう的な風潮が持て囃されてるような気がします。私はこの人たちが一番やばいと思っています。
本業で十分な収入を得ている、という点では羨ましい存在かも知れません。
ただ、スキルセットが所属先企業に最適化されて変化に対しては脆弱になります。大企業でさえ業績悪化して人員整理せざるを得ない時代です。そんな状況になると真っ先に路頭に迷ってしまうのもこの層なのです。
そういう意味では、
- 出世見込みもないまま大企業企業でヌクヌクしてる人
- これといった専門知識やスキルがない状態で仕事ではなく「作業」していて仕事した気になってる人
- 真面目に働いてれば報われるとか思ってそうな人
こんな人はワーキングプア一直線です。
ワープア候補を抜け出すためにも、自身のスキルレベルを客観的に見極めてスキルドリブンでいつでも居場所を移動できる状態になっておくことをお勧めします。
「スキルは身を助く」です。
それさえ頭に入れば、あとは「どんな知識・スキルを自分の武器として装備していくか?」といった生産性のある問いが立てられます。
「どんな副業が儲かるか?」「副業した方がいいのか?ヤバいのか?」といった生産性の全くない問いに頭を悩ませることがなくなってくるのです。