20代の時に個人営業〜法人営業と経験してきた私も、仕事していて「疲労感がやばい」「ちょっと1週間くらい休みたいな」と思った瞬間は多々ありました。
疲れる、というか虚無感というか、何をするにも無気力な、空っぽになってしまうんですよね。
しかも、1.5〜2ヶ月周期で定期的にやってくるんですよね。「お前はマメな営業マンか」という具合に。マーケターに転身した今でも、営業時代よりサイクルは遅いですがアイツはやってきます。
たまたま周りのお仲間に恵まれいていたので、なんとか持ち堪えられてましたが、身近な社内に味方がいなかったり理解のおける同期がいなかったりすると状況は厳しくなりますよね。
で、定期的にやってくる疲労感の正体って何なのだろう?
営業マンの疲労感、徒労感、無力感の正体は?
ざっくり疲れたと言っても、肉体的な疲労と精神的な疲労があります。
この記事をお読みの方の感じている疲労感の正体は、後者だと推測しています。
疲れた、疲れると感じる理由は2つあるんじゃないかなと。
周囲の期待に応えようとしすぎてしまうから
営業という立場だと、クライアントに尽くしてなんぼみたいな部分があると思います。あと、上司からも「目標達成できんの?」「ヨミは足りてるの?」みたいなプレッシャーもあるでしょう。
クライアントを喜ばせよう、上司や会社を喜ばせようというマインドは「営業の鑑」と言えなくもありません。
ただ、そのマインドが行きすぎてしまうと、自己犠牲の上で仕事がバランスするような状態になります。
クライアントに尽くす、会社に尽くした結果、残業●0時間、休日返上みたいな。
私も自分自身は土日休み、クライアントは土日は営業日。みたいなスタイルで営業していた時がありました。案の定、土日も連絡が来て実質休みなく働いてるみたいな時期がありました。これはなかなかしんどかった。
とは言っても、ビジネスって少なからず他人の期待に応えることで成立しているので、リクエストに答えないわけにはいきません。ただ、「誰の期待に答えるか?」「どの程度応えるか」というところはチューニングの余地があるのかなと思っています。
扱う商材を変える=顧客を変える、ために転職を検討したり、
具体的に何とは言いませんけど、情報弱者向けのビジネスにおいて、末端のカスタマーサポートに届くお客さんからの要望はかなり残念なものだったりします。
つまりは、「客」を選べる自分を目指す。というのは、これから定年or死ぬまで働いていくためには必要なライフハックなんじゃないかと思う次第です。
それともう一つ。
そもそも不向きなことに取り組んでいるから
職種だったり、雇用形態の向き不向きによっても疲労感・無気力感ってかなり変わってきます。パーソナリティと外部環境の不一致を疑うのです。
総合職で入社した新卒時代の元同期も、法人営業からまったく畑違いの職種に転身したり留学先に移住して目をキラキラさせてる人は多くいます。
さらに、自分であれこれやってみたいという人は、サラリーマンという雇用形態自体がフィットしないこともありますよね。
より疲労感、徒労感を感じずらい、パーソナリティフィットする職種への転換を目指したり、はたまた自分の上司は自分と決めて雇われから事業主側、フリーランス側に転換したりと。
本を読んだり、勉強して視野を拡げる意味もここにあると思っています。
今いる場所で実績を作るためだけではなく、働くことで感じる疲労感を最小限に、かつ身入りは最大限になるように、リサーチ&デベロップメントを進めていくための参考材料だと思っています。
そういう意味では、疲労感や徒労感自体を、パーソナリティと外部環境のチューニングをするためのナビゲーションにしていくと考えると、決して悪いものではないなと思っています。