この記事ではこれからWebマーケティング系の仕事にキャリアチェンジを考えている方向けに、未経験から、ポジションを獲得するための超現実的な方法をお伝えしていきます。
結論、Webマーケティング職には未経験で転職することは可能ですが、いくつかの選択肢がありますし、それぞれメリット・デメリットを視野に入れて、自分の状況に合った方法を選ぶ必要があります。
ここの選択肢の選び方によって、かかってくる時間やコストが変わってくるのでよーく吟味すべきところかと。
現状と理想の差分を埋めるために、金額やインパクトを天秤にかけながら選択肢を検討していく。そういう意味で実際のマーケティング職の現場でも同じです。
そもそも、Webマーケティング職といっても2つの形態に分けられます。
- 事業会社のマーケティング職
- Webマーケティングの支援会社(コンサルティング)
事業会社=特定の商品やサービスを提供している企業、支援会社は特定の課題に対して解決策を提供して稼いでいるという違いです。
未経験者が狙うべきはどちらでしょうか?
Webマーケティング未経験者がまず狙うべきポジション
結論、マーケティング未経験者は『支援会社(コンサル)』から入るのがおすすめです。
支援会社のほうが、未経験からエントリーできる求人は多い傾向がありますし、課題解決の引き出しは間違いなく支援会社の方が豊富。つまりはWebマーケティングを深く理解するために質の良い経験をイヤでも積める。積まざるを得ないということです。
事業会社サイドだと、「支援会社に任せて成果を出す」というスタンスのところもあり、そこまで深い理解が及ばないこともあります。
企業の規模感とか、責任者クラスのスタンスにも左右されるところ。現実問題、この部分の匙加減のリサーチが未経験だとなかなか難しいのではないでしょうか。
ロードマップとしては、まずは支援会社でクライアントの課題解決の経験を積んでから、
- 特定分野に卓越していく
- 別の分野にピボットして守備範囲を拡げる
- 支援会社でのの経験を事業会社に飛び込む
を選択権を持つのがいいのではないでしょうか?
どちらも経験してきた肌感から言えるのは、力がつくのは間違いなく支援会社ですね。支援会社で2〜3年実務をこなしてから事業会社に移ると重宝されます。
外注化していたものを内製できるわけなので。
未経験からWebマーケティング職を狙う3つの道筋
ここからは具体性を上げて、私の経験や活用可能なツールを駆使した、未経験転職を成功させる超現実的な3つの道を示していきます。
【成功確率:低】未経験者OKの求人を探して直接エントリーする
リクナビやマイナビといった中途採用向けの求人サイトを探せば、未経験OKのWebマーケティング職に応募することは可能です。
ただ、個人的にはあまりおすすめはできませんね。
手軽にエントリーできる分、ミスマッチが起きやすいのもこの方法だと思ってます。
たぶん今の職種に嫌気がさして、WebやSNSで情報収集した結果、Webマーケターの道に光明を見出したことでしょう。
それだけでは仕事内容への理解が不十分だったり、マーケターへの適性が訴求できる自己PRはけっこう難しい。転職先の企業を見極める選球眼も、あってないようなものですよね。
辛うじて採用されたとしても、中長期的に勤め続けられるか活躍して居場所を作れるかはまた別の問題です。
メリット:手軽にエントリーできる
デメリット:仕事内容への理解が浅い、芯を食った自己PRができない、適性がマッチしてるか不明
未経験からWebマーケターにエントリーする時の自己PRや志望動機の作り方は、こちらの記事も参照してみてください。
【成功確率:中】Webマーケティングを独学で学んで本業または副業で実績を作る。実績を元に転職活動する
私が実践して結果を出せたのはこの方法です。
手始めにWebマーケティングの知識を浅く広く勉強してインプットしてしまいます。
今の時代、書籍やWebの無料のコンテンツがあるので全体像は容易に把握できますし、テクニカルな部分もかなり具体的にキャッチアップできますからね。
その知識を使って、何かの実績を先に作ってしまうのです。
マーケティングの本質は、人の欲求を理解して、刺激して人を動かすことに尽きます。それをオンラインで行うのがWebマーケティングです。
つまりは、本業がマーケティングとは別の職種だったとしても”マーケティング思考のメガネ”を通して仕事を見てみると、テコ入れできる余地には気付けるはず。今取り組んでいる業務を改善したりポジティブな結果は作れますしね。
今の世の中、副業ブログで稼いでる人もいます。
まあ、一部の成功者が発信している情報を鵜呑みにしてブログを始めて、大半の人が結果が出ずに辞めていく流れはブログ界隈あるあるなのですが。(また余計なことを言うw)
あとは、Webマーケティングの知識を仕入れて副業→副業先のクライアント企業に転職というパターンも増えてるようですよ。
副業がきっかけで転職した人に「そのときどこに転職しましたか」と尋ねたところ、「副業先の企業、団体」と答えたのは77.4%に上った。
副業がきっかけで転職した人の7割以上が副業先に就職. https://dime.jp/genre/1460776/
知識を得ると、見えないものが見えるようになります。
働きはじめてから特定領域に深い知見を持つようになると、「実はこういう仕組みでさ...」みたいに友人に語ってしまったみたいな経験ありませんか?
それは素人が見えてないものが玄人になると見えるようになるからです。
メリット:マイペースに取り組める、転職しなくても適性を確認できる
デメリット:孤独な作業になる、知識に偏りが出る、実績を作るまでに時間はかかる
【成功確率:高】Webマーケティングスクールを活用する
私がWebマーケティング職に転職した当時はスクールなんてありませんでしたからね。いやいや、便利な世の中です。
独学で学ぶデメリットである、知識の偏りというリスクをヘッジできますし、実務に応用可能なことを学べるということでかなり利用者も増えているようです。
未経験からの転職狙いなら、スクールの中でも転職の面倒を見てくれるところにお世話になると確実性は上がるでしょう。
まあお金はかかりますが、世の中に求められているスキルを得られて転職サポートまで受けられるなら、むしろ安いくらいなんじゃないでしょうか。
未経験でWebマーケターになるなら、知識やノウハウをキャッチアップする期間が必要になりますが、その期間を大幅にショートカットできるのはアドバンテージです。
マーケティングはお金を投資してお金を稼ぐことです。
周りを見渡して見てください。街に出れば広告で溢れかえっていませんか?テレビが無料で垂れ流されているのもスポンサー企業のマーケティング目的の広告費がテレビ局に流れているからです。
もしWebマーケターになるという目的があるなら、Webマーケティングスクールは良い投資先と言えるでしょう。
自己投資するなら救いがある若いうちに、です。
メリット:必要な知識を体系的に学べる、転職の確実性が上がる
デメリット:まとまった軍資金が必要
数あるスクールの中から自分に合ったスクールを選ぶための方法はこちらで解説しています。
興味がある方はぜひ。