僕はこれまで4回の転職を経験してきました。
転職を考え始めたタイミングで、お世話になる転職エージェントを調べるべく、「転職エージェント おすすめ」と打ち込んで検索するのです。
すると、Google神はあなたのリクエストに答えるべく、「おすすめ転職エージェント◯選!」といった、似たり寄ったりな記事を検索結果に表示してくれます。
もし、4回の転職経験がある僕が、検索結果を決めるアルゴリズムだったとしたら、どんな検索結果を表示するでしょう?
きっと「0件」と表示するでしょう。「該当記事なし」です。
4回の転職を経験した結果、おすすめできる転職エージェントは存在しません(笑)
その理由を解説していきたいと思います。
転職エージェントは使わないほうがいいのか?
転職エージェントの利用自体を否定しているのかというと、そうではないことは先にお断りしておきます。
僕自身も、4度の転職のうち2度は転職エージェント経由で転職をキメています。確率50%です。
残りの2度も他の経路から転職が決まりましたが、転職エージェントを活用して企業探しは行っていました。
転職エージェントは一般公開されていない求人を紹介してくれる貴重な存在です。これは間違い無いです。
ただし僕の持論としては、
『おすすめのエージェントはいないが、あなたのニーズに叶う優良エージェントの探し方はある』
ということです。
なぜ「おすすめ転職エージェント」は存在しないと言えるのか?
先に結論からお伝えしてしまいます。
おすすめのエージェントがいないのは、「転職エージェントは会社のネームバリューよりも、エージェント個人の力量のほうが、転職成功を左右するウエイトが大きい」からです。
そもそも、国内で人材紹介会社の免許である有料職業紹介事業の認可を得ている事業者は、2.3万も存在します。
有料職業紹介事業所数は8年連続で成長し続け、直近では前年比で105%、10年間で128%増加し、22,977事業所となりました。
この20年、人材紹介市場はどう成長してきたか?最新データから読み解く過去と未来
これは日本全国のセブンイレブンの数よりも多いらしいです...(笑)
業界関係者でなければ社名を聞いたことあるのは、「リクルート」や「パーソル」「パソナ」などせいぜい数社でしょう。こういった大手のエージェントには何百人という転職エージェントが所属しています。
そこには若手もベテランもいて、エージェント個人の戦闘力やモチベーションにはバラつきがあるものです。
彼らは厳しい選考をくぐり抜けた優秀な人材であることは間違いありません。その証拠にリクルートさんは「入社が難しい企業ランキング」の上位100社には毎年登場します。
とはいえ、数百人以上のエージェントの中から、戦闘力もモチベーションも高いエージェントが担当になってくれる保証はありません。
大手だからといって腕利きのエージェントが担当してくれるかというと、それはまた別の話です。エージェント本人との相性もありますしね。
面談を申し込む段階で、「○○さんで」と指名できるシステムにはなっていませんし、そもそも誰が腕利きのエージェントなのかもブラックボックスです。
エージェントの所属企業は選べますが、エージェントは選べないのです。
飲食店って口コミがあるので選びやすいですよね。あと美容室とか整体とかに行くと、担当する人を指名できたりしますよね。あんな仕組みにならないかな(独り言)
【暴露】「おすすめ転職エージェント」なる記事の真実
ここは完全に与太話なので、読み飛ばしてもらっても結構です。
ネット上に転がってる「おすすめ転職エージェント」「転職エージェントランキング」なる記事は誰が何の目的で作っているのか?
ネタバラシしてしまうと、広告主である転職エージェントへの集客を促すために、広告料を受け取っている紹介料報酬目当ての人が記事を作っています。
面談の申し込みが入ると、紹介料がサイト運営者や広告代理店にチャリーンと入る仕組みです。
つまり、あなたの転職成功を考えて記事を作っているのではないということです。
まあ、「それらしい理由を付けてインセンティブが高額なエージェントを並べておけばいいや」くらいの感覚です。
おお、何ということでしょう・・・。
よく見かける「大手で求人数トップクラスだから」なんて手抜きでしかない(笑)
こうした背景を知らずに転職活動を始めてしまうと、あなたが「良い転職」をするよりも、転職エージェントや、取り巻きの広告代理店が儲かるだけです。
僕自身がWebマーケティングを生業としつつも、多くの人に理想の働き方を叶えて欲しいという願望があるので、あえて裏の構造をお伝えしておきました。
転職失敗したくないなら優良エージェントを自分で発掘する
解説してきた背景も踏まえた結論です。
転職エージェントは選び方、使い方がキモです。
僕が4回の転職を経験した上でのおすすめは「他人からおすすめされる転職エージェントに盲目的に申し込む」のではなく、「自ら優良エージェントを発掘していく」という姿勢です。
冒頭で「優良エージェントの探し方はある」と冒頭でお伝えした理由です。
記事が少し長くなってしまったので別の記事に書き残しておきました。
こちらのコラムも覗いてみてください。